【お米の賞味期限について】常温で結構長い間保存しておけるので、生鮮食料品の様にすぐに食べきらなければならないと言うものではございませんが、ただ、やはりお米も生きものです。ですから、保管状態によっては時間とともに劣化していきます。 米は一年周期で春に作付けして秋に収穫し、次の新米が出るまでは、一年かけてそのお米を食べるわけですから、これを賞味期限とするかといえば、さらに前年のお米というのもあり、保存のきく食料品であることは確かです。 ※ちなみに、不作などで米不足になったときに備えて、政府が購入・保管している政府備蓄米ですが、備蓄米の翌年のお米が生産・出荷された後には市場にて販売されて、新しい備蓄米と交換しているそうです。それも、保管の際には、温度15度、湿度75%の倉庫の中で備蓄され、害虫やかびの繁殖を防ぎながら鮮度が保たれているそうですよ。ありがたい事ですね。 ごめんなさい。話を戻します。 「新米はおいしい」とよくいわれますが、この10月の新米と年が開けてからの3月、4月、そして7月、8月では味は劣化しています。これは時間経過による温度や湿度の変化したためで、少し前までは梅雨後のお米を古米といったそうです。 しかし、現在は温度を15度以下、湿度は70~80%と一定にし玄米の状態で低温保存できる「お米用の冷蔵庫等」が普及し、極端な味の劣化はほとんどなくなりました。 とはいっても、これは家庭に来るまでのお米の状態ですから、精米されたお米は、家庭での保存状態によってはそれこそ梅雨の時期以降に、極端な味の低下も無きにしもあらずです。 ですので、お米通の方には、密封した入れ物、例えばペットボトルやタッパウェア等にお米をいれ、冷蔵庫の野菜庫で低温で保管される方もいらっしゃいます。 但し、お米を冷蔵庫に入れる場所なんてないと言われる方もいらっしゃると思います。その場合は高温・直射日光・湿気を避けて、冷暗所で保管してください。 参考までに、一般的に言われているお米の賞味期限(これは食べられなくなる消費期限ではございません)ですが、常温(25℃)で約2ヶ月、20℃で約 3ヶ月、10℃で約5ヶ月、5℃で半年〜7ヶ月程度と言われておりますが、個人的には、この期間を過ぎてもすぐにおいしくなくなるわけではないと思っております。 なお、炊いていない生のお米は冷凍保存しないでください。水分が固まってお米が割れる原因になり、炊きあがりの見た目や食感が悪いお米になってしまいます。 追伸 日本酒も好きな私の趣味で、日本酒の賞味期限なんてのも紹介してます。興味のある方は見てみてください。 |